橋本まさるのフォトダイアリー

最近の県政の動きや知事としての活動をまとめた近況報告です。

2012-02-28

 

平成24年2月22日 総合資源エネルギー調査会基本問題委員会で提言

 エネルギー基本計画の見直しに関して検討している総合資源エネルギー調査会基本問題委員会(第13回会合)に出席し,エネルギー政策の見直しについて提言した。
 全国知事会のエネルギー・環境問題特別委員会の委員長として全国知事会を代表し,エネルギー政策における「安全・安心の確保」,「環境にやさしいエネルギー節約型社会の構築」,「再生可能エネルギーの普及・促進」,「望ましいエネルギーミックス」,「今後の原子力発電について」の5項目の提言を行った。
 特に,原子力の再稼働に関しては,「全て再稼働,全て廃炉のどちらも現実的ではないのではないか。また,地理的・地形的状況,周辺人口,経過年数などを総合的に考えて決定すべきである。」ということを申し上げた。
 委員の皆さんには,地方の意見も十分に踏まえ,国民が納得できるようなエネルギー基本計画となるよう検討を行ってもらいたい。
         (写真:総合資源エネルギー調査会基本問題委員会での発言の様子)

 

平成24年2月22日 吉田復興大臣政務官が来庁

 2月10日に国の復興庁が発足し,茨城事務所が設置された。この茨城事務所と福島復興局を担当される吉田泉復興大臣政務官が,所長と局長とともに県庁に来られた。
 私から吉田政務官に対し,震災や原発事故の影響を説明するとともに,去る 18日に本県に来られた民主党の輿石幹事長にも要望したところであるが,復興に関していくつかの要望をさせていただいた。
 特に,本県では,製造業の被害額推計が東北3県を上回るほど甚大であることから,被害の大きかった沿岸部を中心に産業集積等による雇用の確保を図るため,復興特別区域(特区)を検討している。特区が認められれば,企業が様々な「税制上の特例措置」を受けられるが,その対象区域や対象業種について幅広く採択してもらえるよう要望した。また,復興交付金については,本県の復興に必要な防潮堤や海岸防災林も整備できるようお願いした。
 吉田政務官は,できる限り弾力的に対応してきたいと言っておられたが,これらの制度が地方の実情にあった真の復興に役立つものとなることを期待している。
                        (写真:吉田泉復興大臣政務官へ要望書の手交)

2012-02-24

 

平成24年2月20日 参議院厚生労働委員会委員と意見交換

 参議院厚生労働委員会の皆さん(小林正夫委員長ほか14名)が本県を視察に来られ,医療や福祉,雇用問題などに関して意見交換を行った。
 冒頭,私から,震災や原発事故により,県民生活や経済活動が厳しい状況に置かれていることを説明し,健康影響調査の実施や医師確保対策への支援,雇用対策の推進などについて,小林委員長に要望書を手渡した。
 特に,子どもを持つお母さん方を中心に放射線の影響を心配される声が上がっていることから,健康影響調査について国が統一的な基準や方針を示し,系統立てて実施するよう強く要請した。
 また,医師の流出や採用辞退,医療施設の復旧の立ち遅れなど医療体制を維持することが難しい状況がみられることから,医療対策に必要な財政支援をお願いした。
 委員の皆さんには,被災地である本県の実情をよく知っていただき,今後の政策に反映していただきたい。
                                     (写真:あいさつの様子)

2012-02-22

 

平成24年2月14日 雪印メグミルク(株)新工場の起工式に出席

 阿見東部工業団地に建設される雪印メグミルク(株)新工場の起工式に出席した。
 新工場は,国内の3つの工場を集約したもので,プロセスチーズとマーガリン製品の生産拠点となるものだ。
 首都圏に近く,高速道路や港湾などのインフラがしっかりしている本県の優位性を高く評価してくれたものであり,大変ありがたい。
 新工場は,原材料の調達から生産,保管,物流までを一貫して取り組む次世代型の食品工場を目指しており,稼働は再来年の秋以降の予定である。従業員は配置換えも含め約500人が見込まれており,地元からの新規雇用も期待される。
 県としても,企業や従業員の方々にとって良い環境となるよう周辺整備に努めていきたい。
                              (写真:雪印メグミルク㈱の中野社長と)

2012-02-15

 

平成24年2月8日 いばらきイメージアップ大賞表彰式を開催

 いばらきのイメージアップや地域の元気につながる幅広い活動を称える「いばらきイメージアップ大賞」の表彰式を都内で開催した。
 今年度は,昨年80回目を迎え約70万人の観客で賑わった「土浦全国花火競技大会」に大賞を授与した。また,地域活性化に尽力されている「ほしいも学校プロジェクト」・「ひたちなか海浜鉄道湊線を中心とした地域づくり」・「結城紬の振興に係る関係者の皆さん」の3つの取組に奨励賞を授与した。
 さらに,今回は,東日本大震災にあたり自発的に県内各地で展開された「震災復興県民運動」にかかわる5つの団体と,40年の長きにわたりテレビ放送された「ドラマ『水戸黄門』」に特別賞を差し上げた。
 本県は,原発事故の影響で今でも風評被害が続いている。受賞された皆さんがなお一層活躍され,本県のイメージアップにつながることを期待している。
     (写真:「土浦全国花火競技大会」の中川実行委員長(土浦市長)に表彰状授与)

2012-02-10

 

平成24年2月7日 偕楽園全面復旧記念式典を開催

 震災で大きな被害を受けた好文亭の修繕工事が完了し,偕楽園の全面復旧記念式典を開催した。
 偕楽園は,この震災で千波湖を望む見晴広場南側の崖に亀裂が入ったり,吐玉泉周辺が液状化するなどの被害があったが,中でも,好文亭は内外の土壁が剥がれ落ちたり,ふすまや雨戸が脱落するなどの大きな被害を受けた。
 県としても,茨城のシンボルである偕楽園の復旧に全力で取り組んできたところであるが,「偕楽園・弘道館復興支援の会」を通して全国からたくさんのご支援もいただき,2月18日から始まる毎年恒例の「水戸の梅まつり」を前に全面復旧することができた。ご支援,ご協力をいただいた皆様方に心から感謝を申し上げたい。
 あいにくの雨の中の式典となったが,好文亭はもとどおりに修復されており,ぜひ復興なった偕楽園に数多くの人が足を運んでくれることを期待している。
                   (写真:偕楽園全面復旧記念式典でのあいさつの様子)

2012-02-08

 

平成24年2月2日 鹿島下水道事務所深芝処理場で風力発電を開始

 鹿島下水道事務所の深芝処理場に整備を進めていた風力発電設備が完成し,運転を開始した。
 今回稼働したのは,出力2,000キロワットの風力発電設備1基で,一般家庭約1,200世帯の使用電力相当分の発電能力を有する。これによって,この下水処理施設の電力使用量と二酸化炭素の排出量をそれぞれ約2割削減できる。
 県事業としては初めての風力発電の導入となるが,本県には,神栖市の海岸を中心に既に55基の風力発電施設が立地しており,発電容量では全国8位である。
 現在,原子力を含めた我が国のエネルギー政策の見直しが議論されているが,こうした中で,この施設が稼働できたことはエネルギーの多様化や地球温暖化防止などの面で大変意義深い。今後とも,再生可能エネルギーの一層の普及に取り組んでいきたい。
                                  (写真:完成した風力発電設備)

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